第弐拾八.七話『 初めての混浴 』
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大量の第一波から、数回に渡りトロっとした熱い精液が、アスカの口内にそそがれる。しかし、それが何度も繰り返され中々止まらない。
「ん?んー、んん゙――!」全部、口に受けようと試みていたアスカだが、あまりの量に驚いてしまう。
シンジが、何度も身体をビクビクと震わせ、最後に深く息を吐いた。
「んん゙…」ようやく止まった射精に、アスカが妙な音を出す。
右手を添えながら、ちゅぽっと口を離すと、口からこぼれた液体を薬指の腹で軽く拭いながら、ちょっと恨みがましそうな眼でシンジを睨む。
んぐっと、首を竦め飲み込むと、ゲホっとムセる。
「ニガあぁ…」拳で口を拭いながらアスカが言う。
「てか、出しすぎよ!」女の子座りで、シンジを見上げるアスカ。
「ごめぇん…」ニコニコしながらテレるシンジ。
「さっきしたのに、何でこんなに出るわけぇ?」
「いやぁ〜」
「…アンタ、まさか絶倫?」ちょっと、ヒキぎみな顔のアスカ。
「いゃぁ、気持ち良かったからつい…」ポリポリ頬を掻くシンジ。
「…そぉーゆーので、違いってあるワケ?」少し考えて聞いてみるアスカ。
「いやぁ、今のは何ていうか、その…すごかったよ」シンジがテレる。
「へ…へぇ…」赤くなりながら、感心したよーな表情を見せる。
見るとシンジの息子は、果てた後なのに、まだ水平以上の角度を保っている。
アスカは、そぉっと近づくと、かぷっと口に含む。
チュっと音を立て、引くと残りを舌でキレイに舐める。
シンジが、まだはぁはぁいっていたのは言うまでもない。
「知ってる?チャップリンは奥さんに、フェラ強制して訴えられたんだって。
20世紀半ばまでは、変態しかしなかったんだってさ」
「へ、へぇー…」
「いぃ〜時代に生まれましたねぇ?シンジ様ぁ?」 「そっ、そっかなぁ?ははっ」
湯槽でぐでぇーっと、くつろぎながらアスカは満足していた。
湯温は、アスカ好みの38℃のぬるめの湯。さすがにシンジはわかっている。
『風呂は命の洗濯よん』とミサトがよく言っていたが、やはり風呂は良い。
「もーちょっと詰めてよ」言うと同時に、シンジが背後に入ってくる。
「ちょっと、何で後ろに来るのよ?」楽な姿勢を邪魔されて、文句を言う。
「まぁ〜いいじゃない」アスカの肩を揉みながら言うシンジ。
「あぁーっ」肩まで湯につかり、まったりした声を出すシンジ。
すると、アスカがシンジの胸を背もたれがわりに、寄り掛かってくる。
「最初、会った時からわかってたけど、ホントスケベよねぇ」
シンジにグィっと、背中を押しつけアスカが言う。
「着替えてた時?…あれは不可抗力だよ」耳元で、シンジが答える。
アスカは小さく笑うと、水面を見つめる。
「ねぇ?…シンジ?」
「んー?」
「このまま誰も戻ってこなかったら、…どうする?」それは冷静な声。
今日で、すでにあれから10日目が終わろうとしている。もちろん、二人の記憶が確かならばだが。シンジは、あの砂浜でアスカがいつから隣にいたのか、はっきりしない。恐らく当日であったはずだが調べる手段が無い。
それは、アスカも同様だ。