第弐拾八.七話『 初めての混浴 』
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握った手を少しズラし、顔を股間に埋めるように近付けると、そこにある物を一瞬、まじまじと見て、しかし、アスカは躊躇わず舌を這わせた。
「んっ…ん」シンジは、吐息を洩らす。
女のアスカから見れば、股間の真下に、袋がぶら下がってるのは奇妙だ。
だが、シンジの場合は小ブリで陰毛が無いのがアスカに抵抗を与えなかった。
アスカの舌先が、中のコロコロした感触の重みを感じ取る。
唇を触れさせ、舌をからめるようにして口に軽く含むと、シンジがその
感触に身を震わせる。アスカは、その様子を理解すると満足する。
以前のアスカなら、こんなにまで奉仕する様な事はしなかったに違いない。
したとしても、高圧的な態度でいたはずだ。
今のアスカにとって、シンジが『気持ち良い事』は、心地よく思えた。
「アスカ…すごい…」シンジが堪える様な声を吐く。
アスカは、再び舌をはい上がらせ、チュクっと音を伴い口に含む。
固く肥大したソレは、アスカの口に余るが、ゆっくりとストロークをかける。
シンジは、その様子を上から眺める。濡れか髪が光って見える。
プラグスーツを脱いでから、アスカはヘッドセットを二度と付けていない。
平時でも髪どめとして愛用する程、自分の価値の『証明』だったものだ。
もちろん、エヴァには二度と乗る事は無い。しかし、それは理由ではない。
だが、髪を下ろしたアスカが、以前より大人びて見えるのは確かだった。
なにより、その瞳に迷いが失せていた。
シンジは、アスカの髪に右手を触れる。アスカはその感触に頬を弛ませた。
そこには、優しさがあった。
シンジの手が髪を撫でるのを感じながら、アスカはしかし、唇に触れる感触に夢中になりかけていた。熱く固い肉の感触は、不思議に先端部は柔らかく、口の中に触れると、ツルツルした滑らかなハリが知れる。
一体、誰が最初に始めたのかしらないが、口での愛撫は興奮を誘う。
まして、それが昨日初めて自分に埋め込まれたモノへの愛撫なら尚更だ。
昨夜、そしてつい先程、自分の恥部をえぐった感触が甦る。
アスカは、自分が濡れてきた事に気付いていた。
『フランス人は、さすがねぇ』等と思ってしまうアスカ。
苦しそうな呼吸をしながら、リズミカルに動くアスカを見下ろし、シンジはアスカの口に含まれた部分が、たまらなく熱くなっていくのを感じる。
アスカは動きづらいのか、動作を止めずに膝立ちになる。
左手をシンジの腰に添え、器用に首を動かす。
口の隙間からこぼれる唾液の音。時折、アスカが唾をこぼすまいと、くわえたまま啜るのが、何とも言えずに気持ち良く、シンジの興奮を昂ぶらせる。
「あっ…ヤバい…」シンジが震えるような声で言う。
耳にしただけで、意味を理解したアスカは、素早くスパートをかける。
より強力な刺激に、結果はすぐに訪れた。
「んっ!出る!」シンジの身体が、ビクっと動くが早いか、ドクドクと熱い液体が、アスカの舌の上に躍り出る。いきなりだったが何とか受けるアスカ。
「あ…あぁ」シンジが波打つ快感に、悩ましげな声を洩らす。