第弐拾八.七話『 初めての混浴 』
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「これって…、普通のサイズ…なの?」口を離し、遠慮がちに聞くアスカ。
「えっ?これって?」吐息の様な声で、理解してないシンジが聞き返す。
「えっ?いゃ、だから、その…おっきくない?」
耳まで赤くしながら、アスカは視線をそらし少し考える素振りを見せる。
「お、おちん○ん…?」視線をそらしたまま、何故か語尾が上がるアスカ。
「ぷっ!くくっ」思わずシンジが吹き出す。
「なっ、なんで笑うのよぅ」見上げながら、さらに赤くなるアスカ。
「いやぁ、かわいいなと思って」爽やかに笑うシンジ。
アスカは一瞬、目を丸くして言葉に詰まる。
「そっ、そりゃぁ〜知ってるわよ。当然じゃない」
ちょっと強がってみるが、初めてシンジに『かわいい』と言われて、本気で嬉しいのが、アスカは隠しきれない。
「どぉ〜なのかなぁ?ちょっと大きいのかな?」テレてるアスカを余所に、握られたままの自分自身を見下ろし、呑気な感想を言うシンジ。
「身体は華奢なクセに、意外なトコロは男らしかったのねぇ」
上から見下ろし、ちょっとわざとらしく呆れた顔をするアスカ。
実際問題、あの事件以来シンジはずいぶん変わったと、アスカは感じる。
良い意味で図々しくなったというか、顔色を伺うような所が無くなった。
『男になる』というのも影響しているのだろうかと、アスカは考える。
それは、お互い様なのだが、アスカはそこまで気が付いていなかった。
「華奢は余計だよ…おっ」しゃべり始めた所で、再びアスカにパクっと
やられて、シンジは身体を震わせた。
「まぁ一部、たくましい〜って事で…」
舌の横でレロっと一舐めしてアスカが笑った。
くぷっと小さな音を伴って、アスカの口がシンジを含む。
やわらかに吸い付くような舌や頬の感触と、少し固い上顎の裏側。
シンジの最も鋭敏な器官は、濡れた温かさの中にいつくもの感触を把握する。
吐く息がアスカの鼻を鳴らし、その呼吸をシンジは肌で感じ取る。
シンジが、アスカの動く様子を見ながら、堪えるような息を吐く。
その音に、アスカはチラっと上目使いに一瞥するが、シンジと目が合うと、すぐに視線を下げる。特に意識したわけでは無いが、何かいけない事をしているのを見つめられている様な気がしたからだ。
それ以前に、恥ずかしさがアスカの頬を染めさせた。
アスカは『そんなに見ないでよ』と言おうとしたが、止めた。
恥ずかしいが、別に嫌がる意味は無い。それに、これは証でもあるからだ。
素直になれる。今のアスカに、思いを妨げるものは無い。
雑誌等では、上目遣いに見つめながらするのが良い様な事を書いていたが、今のアスカには、そんな真似は出来ない。大人の女のする事だと思った。
しかし、不慣れながら色々試すことは出来る。
含んだまま舌を動かしてみたり、少し斜めにして頬の裏側に当てたりする。
アスカは口を離すと、舌を裏側に這わせ、根元へ滑らせる。