第弐拾八.七話『 初めての混浴 』

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街から戻ってすぐ、…つい数時間前に、さんざんイジられて敏感になってるというのに、この感触は追い打ち過ぎる。
身体を許したのはアスカだが、こうも立て続けに求められると、さすがにどうしてよいのかわからなくなってくる。
肩や腰から流れた泡が、指先の動きを楽にする。
偶然だが、指先はわずかに包んだ皮を剥き、無垢な陰核を刺激する。
「うっ…、ひゃぁ」腰をピクっと震わせ、アスカが小さく声をもらす。
シンジの胸に触れる、アスカの背中の滑らかな感触が震えを伝える。
シンジは、アスカのもらす声に、愛しさで堪らなくなる。
永らく想像の物でしかなかった、アスカの甘美な声。淫媚な吐息。
それを出させているのが自分だと思うと、無意識に自信が湧いてくる。
「ちよっ、ちょっと、…まさかココで?」身を屈めながらアスカが聞く。
しかし、アスカをまさぐるシンジの手は止まらない。「ダメ?」少し、真剣な声のシンジに、アスカはドキっとした。
「あっ、あんたバカぁ〜?ココはお風呂よっ!?」何だか少し焦るアスカ。
「バカだからねぇ」軽く振り向いたアスカの頬に、キスするシンジ。
「なぁっ、何開き直った自覚してんの…んんっ…」赤くなりながら、文句を言おうとしたが、そのまま、唇をキスで塞がれてしまう。
「ん…んっ…」最初は軽い抵抗を示したアスカだが、舌と舌が触れてしまうと、その感触に意識が傾いてしまって、大人しく応じてしまう。
「アスカ…」少し長いキスの後、アスカの横に来たシンジが見つめる。
「きっ、キスしてごまかそぉ〜ったって、そぉーわいかないわよっ!」
アスカは両手で胸を隠して、テレを誤魔化すように怒ってみる。
ふと、何げなしにアスカは視界の隅に映った物かあり、下に視線を奪われる。
膝立ちになったシンジの下腹部に、反り返るようなソレが頭を上げていた。
見てしまうと、胸がドキドキしてしまって、妙な気分になってくる。
「こっ、今度こそ口だけだからね!それ以外はダメよ!」
アスカは、首をすくめたまま言った。
半分諦めた様に言ったアスカの一言に、シンジは幸せそうな顔をした。
「いいかな?」シンジは嬉しそうな声を出す。
「そのかわり!…その先は、絶対ダメだからね!」チラ見で念を押す。
「うん。…ちょっと洗うね」やたらと嬉しそうに、シンジがボディー
ソープに手をのばそうとすると、それより先にアスカがそれを取った。
「…洗ったげよっか?」少し赤い顔で、視線を逸らすアスカ。
その表情が何だか遠慮しがちな様な、出方を探る様な雰囲気があって、
思わずシンジは笑ってしまう。アスカなりに気を使っているからだ。
「んじゃ、ぜひ」シンジは立ち上がる。
すると、シンジの股間から飛び出た物が、いきなり目の前に差し出されて、アスカは少し驚いたように身を退いた。
「それじゃぁ、…まぁ。…んんっ」
咳払いをしたりして、アスカはボディーソープを手に取ると、そっと両手で下から包むように、その先端に触れ始めた。
すぐに、はち切れんばかりに膨張した硬さをアスカは手のひらで感じる。
筋肉を想像させる様な硬さと、血の熱さ。華奢なシンジの身体にあって、それは唯一、暴力的な男性のイメージをアスカに連想させる。
昨夜、そしてつい先程、これが自分の体内を突き上げるように出入りしていた事を思い出すと、すごく恥ずかしい様な気分になってくる。
時折、アスカの手の動きにあわせて、ぴくぴくとソレが動く。
シンジが息を洩らす。そこで初めてアスカは、気持ち良いのだと気付いた。
「気持ちいいの?」アスカは遠慮がちに聞いた。
「…うん」鼻を鳴らすように、シンジが答える。その身体は震えた。
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