第弐拾七話
『 月灯の下で 』

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町外れのコンビニは倒れた電柱の直撃を受け、一部が崩れていた。
ここに来るまでの木造住宅も倒壊したり、道も崩れていた。
どうやらここは新横須賀の近くらしい。
着くなりアスカは店内を物色し、何かをかかえてトイレに入った。
シンジは電気を調べたが、照明がつかない理由がわからない。
「とりあえず屋根と食料はなんとかなるか…」シンジが少し安心していると、「シンジ!ここ水も出るわよ!」とアスカ。
「なんとかなりそうだね。…しばらくは」不安の中に小さな希望を見つけた気持ちになった。
ロウソクに灯りを灯し、探索すると2階は住居だった。誰もいない他人の家だったが、ベッドを見つけるとアスカを寝かせる事にした。
恐らく夫婦の寝室だったのだろう。ベッドは二つ。
二人ともひどく眠たくなったので、そのままベッドに倒れこんだ。
眠りについた記憶も無い一日の終わりだった。
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