最終話
『 無と再生 』
37
アスカは可能な限り、深くくわえ込んだ。喉の奥まで入れてしまうと苦しくなるので、その寸前を見極めてみる。しかし、真ん中ぐらいで限界だ。
長さがアスカの手の平とよりも長いのだから無理もない。
『コレって普通のサイズなのかな?』考えてみるが判断基準が無い。
とはいえ、ヘタクソとも思われたくないので、あらん限り努力するアスカ。
角度を付けて頬の裏側に当てがい、空気を口で吸ってみる。予想以上に艶めかしい音がして、シンジが声を洩らす。これから入れてもらうモノを口で奉仕していると思うと、この先が気になってアスカも身体の芯が熱くなってくる。他人には絶対聞かせられない音が出る。
その熱い固まりを口に含み、リズミカルな動きはしばらく繰り返された。
口を離すと、唾液が糸を引く。それを舐めとるアスカ。
「…いい、かな?」目を合わせず聞くアスカ。シンジは答えずにアスカの手を引く。これは『上に』という意味だと察するアスカは、ソファーに両膝を上げる。すると、シンジがアスカの右膝を持ち上げる。
「えっ?…しゃがむの?」アスカが驚いて聞く。
「ダメ?」シンジが聞く。
アスカは恥ずかしさを見せたが、ゆっくりと左膝も立てた。左手をシンジの肩に置き、両足を跨ぎしゃがむ格好になり顔を背けた。
場所を考えれば、ありえない姿に戸惑いはあったが、止まれない。下からシンジが手をそえて位置を探るようにアスカの濡れ開かれた恥部を探る。
「んんっ…」
アスカは小さく吐息を洩らし、それからゆっくり腰を沈めた。
「ぅんんっ!」
瞬間、シンジの肉棒が、アスカの内部を押し開く。
シンジの手がアスカの腰をもっていたので、予想以上の勢いだったが息を飲む間に深く結合する。
シンジがその感触に、ため息を吐いた。真下から突き刺されるような感覚に、アスカは崩れて座っているシンジの腹に両手を触れる。息は荒い。
アスカは少し内股になりながら、腰を上下に揺らす。
「んっ、あっ!はぁ…」
シンジの手がアスカの乳房を強く握る。
「奥に…、あたるぅ…」アスカが小さく泣きそうな声を出す。
「痛い?…大丈夫?」シンジが見上げる。
「…んっ、だいじょぅ。…あぁっ!」気を払ってくれるのが嬉しいアスカ。
しかし、アスカの動きは止まらない。欲しいと身体が求めたからだ。
「こんな…の、やらしぃよぉ…」
と、シンジにしがみつき、震える様な声を絞りだす。いつもと違う、乱れた感じのアスカにシンジも気持ちが高ぶる。アスカの腰を掴み、下からタイミングを合わせて突き上げる。
「ああぁぁぁ〜っ!」アスカが堪える様に声を荒げる。
二人の意識はただ一つの事に向けられていた。だから気付かなかった。
入り口にあるガラスのドアの人影に。
「ぬぅああぁぁぁ――――?!!」
突如、空気を震わせた悲鳴にも似たおたけび。
シンジとアスカは繋がった姿勢のまま、ハッと視線を向ける。
「「ミサトぉー!?・ミサトさん!!」」
そこには、肩を落とし思いがけない光景に我を忘れそうな顔の女性がいた。
葛城ミサト三佐。二人の保護者代理である。