最終話
『 無と再生 』
36
アスカの息が、耳にかかりシンジは意識してしまう。
濡れた髪、火照った身体、意外に着痩せするタイプと知ってる肉体。
「マダムじゃないけど…エッチって事かな?」
シンジの指が、位置を主張する胸の突起をこする。
「前までは汚れの無い乙女だったんですけど…」キスをするアスカ。
「…誰かさんが色々教えて下さるものですからねぇ」
顔の目の前で、シンジの眼を見つめるアスカ。
「天性の才能だったりするんじゃない?」アスカの胸膨らみの重さを下から確かめるようにめるように、手に収めるシンジ。
「才能を開発したのは無敵のシンジ様なんじゃない?」
再び耳元で囁きながら、頬を触れるアスカ。そのまま、シンジの耳たぶを甘噛みする。左脚はソファーに膝を乗せている。
シンジの肌に、アスカの濡れたままの髪が触れて、シンジの手はその腰を抱いた。何度触れても、不思議に折れてしまいそうな位に細い腰。
アスカの唇が、シンジの首筋に触れる。
「ボクなにかしたっけ?」
少し、ゾクっとしながらシンジは言う。
「たしかこんな事されたわよ…」少し乱れた呼吸で言ったアスカは、シンジの首筋から胸に舌を這わす。濡れたやわらかい舌先が、シンジの乳首をひんやりと濡らした。
「思い出しまして?」舌先が休む間に、意地悪な聞き方をした。
「なにか思い出しそぉーな、思い出さないよーな」
シンジの手が、アスカの髪を撫でる。
アスカの右手が、シンジの腰に巻いたバスタオルを押し上げる一部を握り、「これで何かされたんだけど…」と言った。
アスカの指が、やわらかくシンジを握り、形をさぐるように撫でる。
指先というのは不思議なもので、触れた物の情報を多く感じ取る。
脈打つ血流。熱さ。固さ。そして形。それを確かめながら、アスカはシンジの胸板に口での愛撫を続ける。当然、責める経験は無いので、本当にシンジにされた事を真似てみるだけだ。しかし、アスカは興奮してくる。
男の身体を舐めるなんて、自分が経験するとは想像もしていなかった。
シンジの身体は少年の特徴というより、中性的な印象を持たせるが、女子には無い男子特有の匂いがある。自分が発情してるみたいで、動物的な物をアスカは感じていた。『男の子も乳首たつんだ…』舌先に固くなる感触を知り、それに気付く。
シンジが吐息を洩らすと、アスカの右手に握られたそれがムクっと動く。
コレが今まで何度も自分の体内に入った事を考えると、その時の感触を思い出し、下着の中がますます濡れてくるのが、アスカは自分でわかった。
欲しくなる。アスカはシンジの腰に巻かれたバスタオルに手をかけ、ひっぱり始める。そのまま床に落とすと、そこに膝をつく。
シンジの膨張したそれは、押さえを失い反り返り宙を仰いでいる。
アスカは顔を近付け舌をのばす。裏側を付け根から先端へとゆっくりと舌を這わせる。頂点まで顔をあげると、二人は一瞬目が合った。
「あんまり見ないでよ…」
アスカは目をそらすし、恥ずかしそうに行為を続ける。しかし、見るなと言われても見ないわけにはいかないのが男である。
アスカの濡れた舌が、先端を絡めるように這う。シンジはその様子を見ながら、時折小さく息を洩らす。ぴちゃぴちゃと音を立て全体を舐め回しアスカは全体を自分の唾液で濡らすと、口に含んだ。