第参拾壱話
『 雨音の調べ 』
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シンジは、アスカのブラウスの前を開き、腰に手を当て持ち上げる様にした。アスカは、これが『膝立ちにさせたい』のだろうと察し腰を上げる。
そうすると、ちょうど胸がシンジの顔の前に来るので、なにか恥ずかしい気分になるが、そんな暇を与えないかのように、シンジが触れてくる。
ブラの下の隙間から両手を滑り込ませ、膨らみを確かめるようなシンジ。
『んっ!』身体の一部を掴み上げられ、アスカは声をもらす。
弾力に富んだやわらかな感触は、シンジの掌にさらなる欲求を誘う。
ブラをズリ上げ、シンジが乳首を下から上へと舐め、しゃぶりつく。
アスカは小さく震えて、されるがままに、乳房を弄ばれる。しかし、ブラが邪魔だとわかると、自分の両手で、胸元へ持ち上げた。
自ら胸を男の眼前に晒しすような姿を恥かしいと感じたが、当然の事の様にも感じていた。シンジは両胸を愛撫しながら、スカートの中へ手を忍ばせる。恥丘の中央の割れ目に沿って、奥の下り坂に指を流すと、サラリとした感触の下着に液体がしみ込んで、滑らかな指触りを阻む。
「濡れてるよ…」胸に顔を埋めるようにシンジが言う。
アスカは軽く身を捩り、肩に置いた、指へ力を込めて答えた。
シンジの指先は、恥丘のやわらかさをまさぐり、その形をさぐる。
アスカは自分がとった姿勢が、こんなに恥ずかしい受け身の態勢を作った事を少し後悔したが、それは知らない興奮を感じさせた。音がする。
『なんか変な感じがする』雨音と、アスカの雫の音がアスカの理性を壊した。
男の子の前で、膝立ちになり好きにされる姿に、アスカは半分屈辱に似た興奮を覚えた。シンジの指が、下着の中に入り込み、隠された部分をめくり返し、最深部を探す。幾分、後ろにあるそれに辿り着いた時には、シンジの指は十分濡れていて、中指がすっと入った。「んんっ!」異物の侵入に、アスカの腰が跳ねる。
深く侵入したシンジの指先は、肉壁の通路の奥の広い空間に届く。
指を締め付ける圧力に、シンジは少し驚きながらも、その感触を確かめる。
トロリとした暖かい吸い付く肌の感触。『内蔵』だとシンジは思った。
指を動かすと、以外に大きくくちゅくちゅと音が鳴る。
「いやっ…」アスカが恥ずかしさに呻き、腰を後ろへ逃がす。
しかし、指で繋がれた身体は離せない。シンジはアスカの姿に興奮する。
シンジは薬指を追加する。アスカが呻き声をあげて、しがみつく。
2本になると、ほとんど動かすことが出来ず、ゆっくり回すようにするとアスカが「少し痛い…」と耐えるように言った。
シンジは我慢ができなくなり、アスカの下着を脱がす。アスカはよくわからない様子で、片足を上げたりして下を脱いだ。シンジもまとめて下半身の衣類を引き下げ、やおらアスカの腰をつかむ。
アスカはこの姿勢に当惑したが、シンジの誘うままに腰を沈めた。
「んんぁはっ!」
アスカは深く飲み込んだ。