第弐拾七話
『 月灯の下で 』

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シンジは、アスカの肢体を美しいと思った。
唇から、頬。首筋から胸元へとキスをする。
「んっ」とアスカが小さく声を上げる。
右の胸の膨らみの始まる部分に唇を這わせ、舌先をからめて乳首を舐めた。
アスカは小さく両手を上げたまま、身を震わせる。
透明感のある薄い桃色をした乳頭は、快感に硬くそぼり立つ。
シンジは触れるアスカの肌に快感を得ていた。白人のように白く、キメの細かい肌は、初めて知る女の肌としては上質すぎる。
漏れるアスカの吐息に、乳房を揉みしだき、貪る事を止められなかった。
予想外に、鍛えられ引き締まったアスカのおなかの肉が柔らかいと知る。
シンジは口を放すと、最後の一枚に手を掛ける。
顔を背けていたいたアスカはさらに顔を埋めるかに背け、腰を浮かせた。
取り去られた白いコットンは与えられた水分で、重みを増していた。
『見られてる』と思うと、アスカは死ぬほど恥ずかしかったが、思いのたけを吐露した今、それは重要では無かった。
シンジは、白い肌に髪と同じ色のわずかな若草の茂みの奥に見入る。
シンジは身体を伏せて、アスカの脚を持ち上げ立てる。
内腿にキスをし、草むらが茂りきらない柔らかい恥丘をはんだ。
アスカは頬を肩に埋め、眼を閉じた。

アスカの草むらは細く、ほわほわとした軽さを感じさせた。
恥丘の下の裂け目が始まる部分までくると、体毛は無くなっていた。
脚を押し開くと、裂け目の内部が見える。左右に均整の取れたそれは、乳頭よりも鮮やかに肉感的で、滲み出た潤いが桃色の内部を光らせていた。
ぷりぷりとした小さな肉ヒダがあり、その上に、三角の角の様な芽が肉の皮から顔を出している様子にシンジは息を飲む。
下から裂け目をなぞる様に指を這わせ、その絡む感触に集中する。
アスカは少し震えている。シンジは、芽に舌を当てた。
腰がピクンと跳ね、「んっ…」と消え入りそうな声を出すアスカ。
アスカが分泌する汁を舐めとるように舌を這わす。
温かい水のようなそれは、微かに粘性があり、透明だか匂いが無く、強いて言うなら鉄のような味が微かにする。
どちらから鳴るのか、水が触れ合うような音に、アスカは「ダメ… お願い…ダメっ」と、うわごとの様に言ったが、シンジは止まらない。
アスカの顔は紅く上気し、時折、腰をビクッっと震わせた。
シンジの舌や手は、アスカを確かめるように全身を這った。
アスカの前に、身を乗り出すシンジ。息も絶え絶えに見つめ返すアスカ。
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